紫外線が気になる季節。
美しく見せたい。
肌を焼きたくない。
そんな女性特有の願望。
あなた自身を、場合によっては赤ちゃんを蝕むことになるかもしれません。
お肌に塗る日焼け止めにもご注意を。
カネボウ『ALIEE』、花王『ビオレ』、資生堂『クレ・ド・ボーテ』…人気の日焼け止め化粧品に環境ホルモン成分、母親の血液や母乳からも検出
夏を前に、紫外線防止効果が極端に高い日焼け止め化粧品が出揃ってきた。だが、カネボウ、花王、資生堂などの売れ筋商品に軒並み使用されている紫外線吸収成分「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」に、環境ホルモン作用があり、動物実験で子どもの前立腺と精巣サイズが小さくなり精子数減少も確認され、脳の発達への影響も指摘されていることがわかった。この成分は皮膚から浸透し体内へ吸収されることが分かっており、授乳中の母親を対象にしたスイスでの調査では、母乳の78%から検出された。日常生活では「SPF50+」といった強い紫外線防止は不要なので、同成分を含まない商品を選ぶことをお勧めする(著者調べでは売上トップ10中、不使用は1つだけ)。口紅やネイルカラーなどにも使用されているため要注意だ。
化粧品に含まれる化学成分が環境ホルモンとして問題があった場合、これが婦人科疾患の原因になったり、不妊の原因となったりする場合も考えられます。
EUのNGOグループが作成している規制強化し代替化を促進すべき化学物質のリスト(SIN List)には、環境ホルモンの疑いのある化学物質が47種類挙げられているが、そのうちの7種類が、日焼け止め化粧品に使われる紫外線吸収剤なのだ。 厚労省の化粧品基準で定められた、日本で化粧品に使用可能な紫外線吸収剤は、32種類ある。
日本で使用可能な32種類の紫外線吸収剤の中でEUの環境ホルモンリストに挙げられているものは、4種類。
オキシベンゾンー1
オキシベンゾンー2
オキシベンゾンー3
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
現在、オキシベンゾン類は日本でも代替化が進んでいるようで、1と2に関しては、使われていた商品が既に販売されていなかったり、ネイルカラーに使用されているため経皮吸収のリスクが少なかったりと、心配はなさそうです。
オキシベンゾンー3に関して、記事の著者が店頭やネットでチェックしてみた限りでは、
オキシベンゾン-3を使った日焼け止め化粧品で、現在でも販売されているものは、「TiME SECRETミネラルUVミスト」という商品1件だけだった。 大手だと、DHCが「DHCサンカットQ10スプレー」という商品に以前使用していたが、現在販売中のリニューアル商品にはオキシベンゾンー3は使用されていない。
とのこと。
よって、日本で日焼け止め化粧品に使われている(いた)紫外線吸収剤として現在使われている「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」が問題の成分です。
「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」の環境ホルモン作用については、オランダ政府の環境省の主導で評価した報告書に詳しく掲載されていますが、この成分は、女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンや甲状腺ホルモンもかく乱することが示されています。
2011年のラットを使った実験では、妊娠中と授乳期での母親へのばく露によって、母親と生まれたオスの子どもでの甲状腺ホルモンレベルの減少が確認されている。 オスの子どもでは、男性ホルモンの量が少なく、また前立腺と精巣のサイズも小さかった。成長後の精子数の減少も確認。
安全な日焼け止めは?
著者調べでの日焼け止め売り上げトップ10の中で「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル不使用」だったUVカットミルクはNOVだけです。
現時点ではこちらの日焼け止めを使うと環境ホルモン作用という点では安全である可能性が高いといえるでしょう。
ケミカル成分にしても食品添加物にしても、あるとき突然「危険だ」と言われること怖いですね。
できるだけ情報に対するアンテナを張りましょう。
ちなみに、日常生活では、SPF20以下、PA++以下の弱い日焼け止めで充分なのだそうで、 あまり強烈なモノを塗らないでもいいのです。
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