日本には「心が温まる」、「肝を冷やす」、など、体温と感情の関係を表した言葉がありますが、感情状態は特定の身体的感覚に関連付けられていることと、それが文化や言語に関係なく、普遍的なものであると明らかにされた研究があります。
参考サイト:Body Atlas Reveals Where We Feel Happiness and Shame
感情と身体の温度の関係
フィンランド、スウェーデン、台湾の701名の参加者が、特定の感情に関連した身体感覚のマッピングを目的とした実験に参加しました。
参加者は、感情に訴えかける言葉、ビデオ、表情、物語を見ました。
次に、素材を見る前とは違うと感じた身体の領域を報告しました。
コンピューターで生成された2つのシルエットに色を付けることにより、1つは身体感覚が増加した領域に注目し、2つ目は感覚が減少した領域に印を付けることにより、さまざまな感情に対する肯定的および否定的な身体反応の両方を示す幅広いデータが得られました。
そして研究者は、回答者の国籍に関係なく幸福、怒り、愛など、テストした感情ごとに、一貫した個別の領域があることを発見しました。
胸部上部の感覚の増加を引き起こすのは怒りや恐怖などのネガティブな感情で、脈拍数と呼吸数の増加に対応しています。
そして、体全体が温まる唯一の感情は《幸福》でした。
調査結果から、文化や言語の違いにもかかわらず、感情の身体的経験は著しく一貫しているようです。
私も鍼灸マッサージ師として治療にあたりますが、個人的体験としても、体の冷え、むくみが強いヒト、特に手足の冷えが強くのぼせやすい人は、気分が落ち込みやすく、キレやすい、という気分の浮き沈みが激しい人だな、と感じます。
体の上下の氣の流れ、体温のバランスが乱れていると、心のバランスも取りにくい模様です。
昔から《頭寒足熱》という言葉がありますが、この状態に体を整えることが心身の調子を整えることだと昔から経験的にわかっていたのかもしれませんね。
自分で取り組めること
🌱ウォーキングしたり下半身に筋肉をつける
🌱スカートを止めてパンツルックにする
🌱インナーソックスを履く
🌱足にお灸をする
こんなことが自分でとり組めますので、ぜひやってみてください。
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