前回のなかなかのフルボッコストーリーから
読者さんから
『原口さんに、こんな大変なツライ時期があったとは驚きです。色んな経験を経て、今があるんですね。』
と読者さんからメッセージを頂きました。
あまり自分の過去について書きませんが、書いてみたらひどいね!
さてさて、今回の記事は私の『欲望のステージ編』の後半です。
私がかつて勤めていた治療院は指名率、月間の売り上げなど競争原理が激しいところでした。
競争とか勝ち負けとか苦手意識があった原口にとって苦しい部分。
とはいえ、院長が教育熱心で治療家として必要なノウハウを惜しみなく教えてくれたし、難病指定された患者さんが来院したり、とにかく勉強になるところでした。
仕事も慣れてきた頃、かつてのように憎しみを原動力にしたり偽りの自分でいることを少しずつ辞め、自然体で生きる方向へシフトしていきました。
あれ?
なんか人生楽しくなってきたんじゃない?
とうっすら思い始めたところで、当時の治療院を揺るがす「爆弾」がログインします。
2014年
あまりにもスタッフ不足がいちじるしい時期があり、本来なら採用するはずがないイケナイ人材を院長がうっかり採用してしまいます。
それは【被害者意識のステージ】の人です。
この先生が来てから、クレームの嵐、常連客離れ、同僚のモチベーション低下…と、20年近く経営してきた治療院ですら前代未聞の出来事が相次ぎます。
みんなにも肝に銘じて欲しいのが、
コミュニティには
誰を入れるか?
よりも
誰を入れないか?
のほうが100倍大事
ということ。
ここで、原口のイライラが一気に募り暴言を吐きたくなるけど、ものすごーく我慢します。
職場では我慢するけど、よそで愚痴を吐ける機会があれば愚痴を吐くのをず~っと繰り返します。
途中で、あまりにも愚痴が止まらない自分のおかしさに気づきます。
けど、気づいても止められない。
すると「本当は悪口ばっかりで生きていたくないのに、止められない自分」に自己嫌悪します。
2015年
そんな自分の心の平穏のために「自己啓発」デビューします。
「天国言葉」「ホ・オポノポノ」「感謝しよう」「いい波動がいい現実を引き寄せる」みたいなのをネットで見つけたり、本を読んだりしてみます。
が、むかつく同僚に感謝してみようと努力するものの、一向にイライラするのが良くならない!
感謝しようとか、ぜんぜん効かないじゃん!
もう、ハラタツわwww
ふざけんなし!と思う原口。
でも、諦めずにいろいろネットで探し回っていたら、とあるコーチのオンライン講座を見つけ参加してみます。
(今はその人はビジネスのほうへ行ってしまった)
30日間インプットとアウトプットを続け、自分の過去のたな卸しをしたり、思い込みを変えたり、認識を変えていきます。
ノートに質問されたことを書き出すだけで、人生満足度が変わり、ノートワークの良さを知ります。
そのときにやったノートワークの一部ですが、文句を書き出すワークです。

いよいよ、長かった『欲望のステージ編』にも終わりが近づいてきました!
この写真がまさに2015~2016年あたりの原口です。
2016年
2016年は独立に向けての準備のために、治療院勤務以外に、独自に出張施術を始めます。
が、「出張」というやり方が性分にあわず、大きなストレスになります。
そこに、立て続けにいやな事が連続して、2016年に好きだった男性に失恋したことがトドメとなって、1ヶ月ほど撃沈します。
「趣味は仕事」と豪語できるほどに仕事人間だった原口が
仕事のやる気ゼロ
になります。
仕事のやる気ゼロで仕事をするのが相当苦しい。
失恋して悲しい。
なんかもう…ツライw
なんかもう…イヤ!!
もう、どうでもいいわ!!!
とヤケクソになります。
そこでやったことがウィンドサーフィン・デビュー(健全)!
健全なヤケクソなんですが、
「やりたいな~、けど、日光アレルギーがあるからできないなあ」
と1年ほど思っていました。
ずっと自分がやりたいことに躊躇していましたが、強力な日焼け止めを塗ったら大丈夫でした!
大自然の癒し、新しい刺激、瞑想状態になれる海上でのひと時…こんなことがあいまって、一気にイライラすることが減って、とても爽やかな気持ちで日々を過ごせるようになります。
少しずつ「本音に従って生きてみる」ようになる
ウィンドサーフィン・デビューを皮切りに、
「面白そう!○○やりたい! でも△△だしなあ…(やらない)」
と制限をかけていたことを
「面白そう!やってみよう!」
と思い切ってチャレンジしてみるようになります。
そして、それまではイベントやセミナーは治療に関するものばかり、「いかに役に立つか? 使えるか?」という基準で選んできましたが、「ただ純粋に面白そうだから」「やってみたいから」という無邪気な理由で選んでみるように変えました。
完全なノリで深く考えずに直感で申し込んでみる、というのをやってみます。
初めて心理学のセミナーに行ってみたり(3万円するセミナーに参加するのは初めてでドキドキした)
新郎新婦と参加者が絵の具まみれになる『非常識な結婚式』に参加したり
このイベントでのちのちのご縁につながるこのヒトとも出会ったり…
3ヶ月で24万円のコーチングに申し込みをしてみたり
このコーチング(とカウンセリングがMIXになったもの)で「過去のトラウマと向き合う」「自己対話の仕方」「感情の扱い方」「ジャッジを辞める=固定観念の書き換え」など大切なことを学びました。
コーチングでは
「本当に私がやりたかったのは何?」
「やりたくないことは?」
「理想の生活は?」
「どんな働き方をしたい?」
「誰と一緒に生きたい?」
のような質問をして理想や本音を掘り下げてひとつひとつ丁寧に向き合います。
それまで、こういう質問は、考えているようで、考えていなかった。
この質問を通して、自分が縛られている思い込みを疑い、書き換えていきます。
これをすることで、「ステージが上がるたびにそれまでと世界のルールが逆転する」というのに対応できるよう、自分をアップデートしていくんです。
「良質な質問が良質な人生を創る」とは私が好きな言葉の一つですが、ノートに向き合って一人でせっせと書くのも大事だけど「対話」のチカラを感じました。
自分の本音や理想をノートに書き出したり、誰かに話してみたりして、明らかにしていますか?
これね、人生を良くするうえで、何においても基礎です。
最悪の出来事を引き起こしたのは自分原因100%であると自覚して生きる
ここの章は先に結論を言うけど、「自業自得」という言葉が昔からあるとおり、
自分原因100%であること
つまり、
全ての出来事は(理不尽なことも含めて)自己責任であると自覚して生きること
が人類共通のステージアップの鍵になります。
そんなことに気づかされる出来事がコーチングの最中に起きます。
私は別に
コーチングを受けると人生が良くなるよ!
ということを保障しているわけでもないし、声を大にして言いたい訳じゃない。
(コーチングの人、すまんw)
でも、ほんとね。
いくらコーチングを受けたところで、自己責任で生きていない人(=他責の人)は、サービスの効果ゼロといっても過言ではない。
私がコーチングを受けてなぜ変化できたか?について考察した記事。

確かに、コーチングを受けていることで、混乱していた思考や曖昧だった価値観ががスッキリ明確になっていきます。
月2回の頻度でおこなわれていたグループセッションはとても楽しく、毎日がワクワクして、エネルギーが高まってきます。
自分の本音と向き合い、理想の人生を明確にしていき・・・という中、
コーチングでも教えてもらっていた「引き戻し現象」が発生します。
引き戻し現象とは、自分の価値観が変わったり、新しいことを始めようとするとき、
周囲の人間から辞めるよう引き止められたり、
昔、付き合いが合ったヒトから突然連絡が来る怪奇現象が発生したりすることを指します。
で、
>昔、付き合いが合ったヒトから突然連絡が来る怪奇現象が発生
というのを私も経験しまして(笑)
事前に教えてもらっていたお陰で
「あ~、これ、引き戻し現象ね、はいはい」
と冷静に対処できました。
2016年に精神的に撃沈するトドメとなったのは「失恋」です。
その失恋したとき、相手の男性と約束を破られるちょっとしたトラブルがあり、その件で喧嘩別れするような形になりました。
にもかかわらず、その方から5ヵ月後にしれっとメールを寄こしてくださいましてね。
彼とは、「約束を破った件について私は許していないですよ」という話を伝えますが「誤る気はない」と突っぱねられます。
なんだよ、その態度!
とムカつきますけど、心のことを学んでいた成果がここで出て、やりとりの途中で気づきます。
「あ、このヒトからこんなに不誠実な扱いを受けるのは自分に原因があったからだ!」
と。
というのも、
私は、彼に気に入られようとしました。
たくさん尽くしたり、相手に合わせたり、それはそれは、都合のいい女になっていました。
一言で言うと、私は「迎合していた」んです。
だから、相手から冷たくあしらわれる。
裏切られる。
不誠実な態度をとられる。
こういう扱いをされるのは、ぜーんぶ、私がいけなかったんだ!
と自分原因100%というのが腑に落ちます。
そして「私が全ての元凶であった」ということを受け入れた上で、コーチングで理想の世界、一緒に生きて生きたい理想の仲間、自分のあり方など明確にしていたので、
私は私と大切にすると決めた。
私のことを大切にしないあなたは、私の世界には要らない!
とブチキレます。
怒ってはいけない。
モノゴトはスマートに、
飛ぶ鳥跡を濁さず。
というのも「思い込み」なんです。
この思い込みをぶち壊し、
知るかボケェー!
と感情を爆発させます。
このブチキレるのは、良かった。
なぜなら、関係を切るべきヒトと、惰性・妥協でつきわず、批判されようと、嫌われようと、私は私の道を突き進むんだ、という決断を「世界」に宣言したのです。
やたらめったら怒るのは感情が不安定だからよくないけど、ここぞというときに怒るのは、大事だよね。
そうやってその引き戻し現象を振り払ことができました。
ビジネスを始める前に、『動機』を掘り下げるのがめちゃくちゃ大事
こんなことを2015年に参加したオンライン講座のコーチが語っていたのだとても印象に残っているので、今回のコーチングでも、独立前に、そもそもわたしはなぜビジネス(治療)をやりたいのか?
というのを掘り下げました。
このとき出てきたのが、大学院時代に失恋した男性。
このヒトを、「仕事で結果を出して見返してやる!」という負の原動力で私は突っ走ってきたのです。
でも、本当は「仕事で結果が出てすごいね」と認められたかったんじゃない。
「本当は、この人に愛されたかったんだ」という根っこの部分が出てきました。
そこから、「恋愛は二度とするまい。一人で生きていくんだ」と誓ったけれど、もう一度恋愛をしてみよう、と決めなおします。
これも後々わかりますが、私は「目の前の、たった一人にエネルギーを注ぐ」のが得意なタイプで、それがビジネスの鍵となります。
頑張りすぎてクソ真面目に生きてきた自分に嫌気が差してコーチングのテーマは「脱力」で受けたのが幸いして、すっかり、のびのびしていきます。
昔は実は出来なかったけど、大笑いして写真に写れるようになりました。
欲望のステージを卒業するために必要なことは
- 本音で生きる(思っていること、言っていること、やっていることを一致させる)
- 親や他人の目を気にしない
- 常識や思い込みにとらわれない
- 過去のトラウマと向き合う
- 色眼鏡でヒトをみない
- 正しい/正しくないの基準から、自分の好き/嫌いの基準へ
- 勝ち負けの関係から、横並びのフラットな関係へ
- 脱力、リラックス
- 苦手なことを無理してやらない
- 見栄を張らず、等身大の自分でいる
- 自分のクソなところを愛すること
こんなことでしたね。
こういうことを毎日毎日、コツコツ継続して行って「当たり前の基準」を変えていきます。
こうして、『自己実現のステージ』への第一歩を踏み出していきました。
はい、最後まで読んでくれたあなた、おつかれさまでした。
原口の『自己実現のステージ』についても書いていきますし、その他の情報も改めてシェアします!
続きをお楽しみに~。
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