【灸術の語源を紐解く〜お灸するほどに壮健になっていく~】
今回はお灸の基礎知識
お灸には様々な言葉がありますが、そのコンテクストを知り味わうことで、
✔誰が受けたらいいのか
✔どんな変化を期待できるか
といったこともざっくりわかりますし、
より一層お灸の効果が高まります✨
お灸の原料は植物の蓬(よもぎ)
それを加工したものが艾(もぐさ)であり、
艾を捻って三角錐に形狀を整えたものを艾炷(がいしゅ)と呼びます。
そして、艾炷に火をつけて温熱で人体を刺激するものが灸(きゅう)です
お灸の単位は【壮-そう-】
で数えますが【壮健】の壮であり、
1壮(いっそう)、2壮(にそう)…と
据えるえるごとに
身体が壮健になっていく、
という意味が込められています。
お灸を据える
お灸は乗せるとか置くのではなく、据えます。
据える、とは《腰を据える》という言葉の意味を見るとわかりやすいですが、
- どっかりとすわり込む。すっかり落ち著く。
- 一つの事に全力を集中させる
このことから、
適当に体に艾炷を乗せて
グラグラするのではなく、
安定させるようにしっかり置きます。
しっかり据えられると、
体の側面でも
艾炷がくっついて落ちません( ´ ▽ ` )
《お灸を据える》はきつく懲らしめる、戒めることに意味が転じてるように、昔のお灸はやけど療法ということで、ハードプレイだったわけですが、現在は研究が進んで、気持ちいい~お灸で体の反射を引き出せることがわかってきています。
お灸の壮数はどれくらいか?
ちなみに、
何壮据えるかは患者さんの体力や
感受性により変わりますが
原則は【奇数】です
- 偶数は割り切れて安定して静的な要素が強い・・・陰
- 奇数は割り切れず不安定で動的な要素が強い・・・陽
と考えます。
陽の気(熱)が強いお灸を、
陽の数だけ据え、
より陽のエネルギーを強化する
みたいなイメージですね
お灸にまつわる言葉を紐解いてわかること
✔体を壮健にする
✔落ち着く、安定する
✔1つのことに全力を集中させる
✔陽のエネルギー
みたいな意味が言葉に込められているのです( ´ ▽ ` )
このことから
✔虚弱体質を改善して体を強くしたい人
✔イライラ、クヨクヨしやすいから精神的に落ち着きたい人
✔打ち込みたいことがあるからエネルギーを集中して成果を出しやすい体づくりをしたい人
✔身体が冷えやすいのから暖かく快適に過ごしたい人
こんな方にはぴったりでしょう。
ということで、レッツお灸♪
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お灸のセルフケアへの取りいれ方-注意点・疑問点-について動画で解説しているのでご興味ある方はご覧ください
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