冬は風邪を引かずに乗り切りました。
鼻呼吸を意識したお陰かなと個人的に思っています。
とはいえ、あるとき、急に喉の右側が痛くなって、咳が止まらなくなりました。
ここは東洋医学の出番だ!とばかりに、
右足の「然谷-ねんこく-」というツボの圧痛を確認しました。
自然谷は喉の痛みや症状を緩和するといわれています。
そこにお灸をしたり、鍼をしたりしてみた。
この「足の少陰腎経」は、足裏の「勇泉-ゆうせん-」というツボから始まり、足の内側を上行し、最終的に胸元(鎖骨の下)「ユ府-ゆふ-」というツボで終わります。
このユ府から体内に入って、「喉で流注(経絡の流れ)終わる」とされます。
なぜ、腎の経絡が喉で終わるだろう?
そういうのは、本には書いていない。
でも、体の仕組みから関係性を想像してみることが出来る。
例えば、副腎から分泌されるコルチゾールは、免疫系に関わる。
喉には扁桃腺という免疫細胞の駐在所がある。
あるいは、副腎皮質から分泌されるプロゲステロンという性ホルモンは、甲状腺ホルモンと連動して働くが、甲状腺って喉にある。
あるいは、腎臓はビタミンDの活性化など体内のカルシウムバランスの維持に大きく関わっている。
血中カルシウム濃度を上昇させるパラソルモン、これと逆の血中のカルシウムを骨へ再吸収をさせるカルシトニンは副甲状腺(コレも喉)から分泌される。
そんな人体の関係性を観察して、東洋医学では経絡と形で関係性をつなげたのかもしれない。

東洋医学は体を部分ではなく《全体》で捉えるのが特徴
人生でも、今目の前のことだけ、自分のことだけを考えていると、全体を見渡す俯瞰力が低下しているヒトもいます。
一部分だけにフォーカスして、そこを何とかしようと試みて上手くいかない場合は、モノゴトを俯瞰してみてみるのと一緒。
【ヒールが折れて立ち往生してイタリア人からナンパ待ちのポーズ】#グッナイ#足の少陰腎経#なぜ足の少陰腎経が喉元の兪府穴から体内に入り喉を纏って終わるのか理由を西洋医学的に3つ考えた夜の産物 pic.twitter.com/8FQRb1GVom
— 原口 ひろみ (@harahiro0501) January 9, 2018