から引用。
なんだか、最近、原口の知っている女性たち(もしくは男性)が『彼女より彼氏が5歳以上年下!』というケースを数人お見かけしますが、
「子どもが欲しい女性は年下男性をパートナーにすべき」
こんな興味深い研究があったので紹介します。
黄色いアンダーラインは私が引いています。
高齢女性の卵子は若い男性の精子によって活性化する
不妊治療を受けるカップルを対象に、延べ約2万周期について調査したところ、年下のパートナーを持つ女性の方が、同い年もしくは年上のパートナーを持つ女性に比べてはるかに良い結果が出たという。
専門家らは、同年代が相手の場合に妊娠しにくい女性の卵子が、年下の男性の精子によって「活性化」されるようだとみている。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”aikon.jpg” name=”はらぐち”] 父親が高齢の場合、自閉症や統合失調症の発生率が高まるというリスクが存在するのは明らかになっていますが、男性側の状況はまだまだ明らかになっていないのです。[/speech_bubble]
このたびスイス・ジュネーブ(Geneva)で開かれた欧州ヒト生殖学会(ESHRE)で発表された新たな研究結果によると、生児出生率に最大の影響を与えるのはやはり母体の年齢であるものの、女性側が若い場合、相手男性の年齢が大きな要因になっていることが判明したという。
米ハーバード大学医学大学院(Harvard Medical School)が主導したこの研究で、2000~14年に不妊治療を受けたカップルの生児出生率を調査したところ、顕著に低かったのが年上または同い年の男性をパートナーに持つ女性だったという。
最大の恩恵を受けていたのは30歳未満のパートナーを持つ35~40歳の女性で、同い年のパートナーを持つ女性に比べて累積生児出生率(体外受精を1周期以上行った後に生児を出産する確率)が3割も高かった。
女性が30歳未満で、パートナーの年齢が40~42歳の男性の場合、男性側が30~35歳だった場合に比べて無事出産に至った割合は46%も低くなった。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”aikon.jpg” name=”はらぐち”] 私の動画でも、女性の年齢と男性の年齢の妊娠率の関係について紹介しています。[/speech_bubble]
女性が高齢(35歳-39歳)で、男性がプラス5歳以上になると、妊娠率が10%下がります。
男性が若ければ、女性が高齢でも妊娠しやすいか?というと、残念ながら、そうとはいえず、
この男性側の年齢の影響は女性側の年齢が上がるにつれて小さくなり、母体が40歳を超えると、男性の年齢による差は消滅した。
とのことで、女性の年齢が妊娠のしやすさの決定的要因であることは変わらない模様。
今回の研究では、妊娠希望の30代後半の女性が、年下の男性とペアになると、妊娠しやすくなって希望が持てるということですね。
男性も鍼灸治療がオススメ
男性も、若いと妊娠に有利だということがこの研究で示唆されましたが、治療院で把握する限り、男性不妊の最年少は25歳です!
その方は、寝不足(過労も当然ある)、肥満、顔色が見るからに悪い、という状態でした。
若いから健康とは限りません。
過去の経験上、男性は1回から5回(できるだけ毎週、治療を受ける)の治療で、運動率のような精液検査の数値が改善します。
鍼灸治療に期待できること
- 血液循環を良くする
- 副腎疲労の改善
- ホルモンバランスの調整
- 活性酸素の発生を抑える
- 毛細血管の再生を促す
などなど、これらが男性不妊に対して良い影響を与えると考えられます。
鍼灸には活性酸素の発生を抑えるアンチエイジング作用がある
活性酸素の害を受けると卵巣も精巣もより早く老化してしまいます。
これを東洋医学では『腎虚』と呼びます。
腎虚に対しては『補腎』と呼ぶような治療をします(文章で表現するのが難しくて、ふわっとした表現になって申し訳ない)
例えば、腎ユという腰のツボに鍼、灸、指圧などすることで、腎臓、副腎、精巣/卵巣へ血液を送ります。
内蔵が正常に機能できるかどうかは、動脈血が確保できるかどうかに左右されます。
血液を送ることで、腎(東洋医学だと腎臓に限定しない)の機能を高めることを『補腎』と表現しているのだ、と思ってください。
というわけで、生殖機能を温存させるアンチエイジングには、若いうちから鍼灸治療を月に一度でも良いので、定期的に受けて『補腎』しておくことをお勧めしますよ。