ヒトにイライラするとき、「どうしてあのヒトは私が期待したとおりに○○をしてくれないのか!?」という思いが根底にあったりする。
こういう「期待」は不要であるので、相手に期待してはいけない。
コレと逆に、「自分が誰かの期待にこたえようとする」がゆえに感じる心理的負担もある。
たとえば、人間関係の悩みのひとつに親子関係があげられるでしょう。
親の子どもに自分の期待にこたえてほしいというものと、こどもの親の期待にこたえようとするプレッシャーとがあげられる。
独身あるある、30歳になった時「そろそろ結婚しないのプレッシャー」
私が30歳の時に、家族旅行の途中に、縁結びスポットにさりげなく連れて行かれ「いいご縁があるといいね」とポツリと母親から一回言われことがありました。
ほんと、一回きり。
親の気持ちになれば、上京して、離れたところで娘が一人暮らしをしているなんて心配で仕方がないでしょうね。
それからしばらく私は「結婚したほうがいいのかな~」と悩んだ時期がある。
で、悩んでいたのだけど、
「結婚したら『母が』安心するだろうな」
「子どもを産んだら『母が』喜ぶだろうな」
考えても、考えても、
主語が「母が」で「自分が」でなかった。
そう。
自分の望みではないということに気づいたんです。
気づいたら、自分の中で「母ちゃん、ごめーんね」と謝って、
結婚しなくていいや~あはははは( ̄▽ ̄)
となりました。
親の期待に応えなくてもいい。
私の場合は、悩んでいるうちに勝手に気づいたから
「親の期待にこたえようとするストレス」
は自然とクリアしました。
親がもともと強く口出しをするヒトではなかったし、「結婚はまだなの」というより「結婚できたらいいね」という穏やかな言いかたでもあったので、
ここで「結婚はまだなの!?うるせーんだよババア!喧嘩」は勃発しませんでした。
結婚だけでなく、子どものころから親の「親よりも成功してもらいたい期待」を感じてたけど、それもいつのまにか心の中でのごめーんね(´・_・`)で終了しています。
私がさっくり終えられたのはおそらく、子どもの頃から「親の期待に応えねば〜という下地がなかった」というというところにあるでしょう。
親の期待に応えなければと気持ちが強い人は、
「親の期待にこたえなくていい。期待にこたえるために私は生きているわけではない」
と口に出してみましょう。
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