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筋トレをしたら左胸が痛くなった例。首の後ろに鍼をして改善

3週間前に筋トレをしている最中に、左肩に痛みが生じ、肩関節を内転(腕を下に降ろす)する動作と、水平内転(腕立て伏せのプッシュアップ動作)をすると痛みが出る、という男性が来院しました。

痛む箇所は左胸の鎖骨の下付近。触診すると、大胸筋鎖骨部の形で筋硬結があり、圧痛もありました。痛む動作と部位から、同筋の血流を改善・筋緊張を緩和を治療方針としました。

治療内容

まず、うつ伏せ

首肩背中に左右対称に12箇所鍼を打ちました。大胸筋の支配神経が第5頸神経から第8頸神経にかけて出てきます。そこから関節的に大胸筋の血流改善を改善するために、頚椎のキワ3カ所に鍼をして、頚椎上にせんねん灸を1個のせました。

この後、腰下肢も施術をします。

仰向け

仰向けになり、あらため大胸筋の触診をしましたが、すでに鎖骨下に見られた硬結・圧痛がなくなっていました。神経を狙った鍼が効果したようでした。

大胸筋は上腕骨まに付着するので、肩関節前面を触診すると、そちらにはまだ硬さが残っていたので、鍼とお灸を1箇所ずつして刺激を追加。

術後に再度、自動運動

左胸の痛みは緩和、強いて言うと、左首から肩にかけてツッパリ感があるけれど、気にならない程度。

ということで、大胸筋への直接的アプローチだけでなく、頚椎の神経を介して間接的に筋緊張を緩和することができた良いケースでした。患者さんも「ありがたい〜」としみじみ喜んでくださいました。

大胸筋の解剖学

起始

  • 鎖骨部…鎖骨の内側半分に付着。
  • 胸肋部…胸骨及び第1~第6肋軟骨に付着。
  • 腹部…腹直筋鞘前葉に付着。

停止

鎖骨部・胸肋部・腹部共に、上腕骨の大結節稜に付着。

大胸筋の主な働き

肩関節の屈曲、内転、内旋。呼気補助筋。

支配神経

C5〜C8

では、ここまでお読みいただきありがとうございます。

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