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アメリカでは成人の50%が補完代替医療を受けたことがある

過去記事鍼灸の受療率が低下しているでは、日本における鍼灸単独療法の年間受療率は3.6%! そこからさらに低下して…という話題を扱いましたが。皆さんの周りにも、鍼灸経験者って、見つけられますか?

私の友人・知人に尋ねても経験者は少ないのです(・_・;)

日本で1300年間も伝統医療として根付いてきた鍼灸は現代ではマイナーですが、アメリカでは成人の50%が保管代替医療(東洋医学、鍼灸、漢方を含む)が評価されています。

なぜこんなに違うのでしょうか?

参考記事▶︎https://j-depo.com/news/post-1431-1431.html

統合医療として鍼灸も注目されている

『統合医療(Integrative Medicine;IM)』とは、通常の『西洋医学』に『東洋医学』や『伝統医学』などの『補完代替医療』を加えることによって、病気の早期発見や予防、根治、健康維持の増進などを目指す新しい医療体系です。どんな医学・医療にも長所・短所があるため、統合医療ではそれぞれの長所を取り入れ、お互いの短所を補い合っていきます。

アメリカでは各地の大学病院にIntegrative Medicineを標榜する専門クリニックが誕生しつつあります。

東洋医学には医学的根拠があることが証明されつつある

『伝統中国医学(Traditional Chinese Medicine;TCM)』は中国において発展し、朝鮮や日本にも伝わり、さらにその地域独自の発展を遂げます。これら伝統医学を総称で『東洋医学』とも呼びます。

日本に鍼灸が伝来したのは今からおよそ1300年前と言われ(最古の記述が714年の大宝律令)それ以降、日本では『漢方』や『鍼灸』治療などをメインとして治療が行われてきました。明治維新以後は急速に日本に西洋医学が導入され、漢方や鍼灸が衰退しました。現代日本において医療といえば現代西洋医学一辺倒と言えるでしょう。

一方、西洋医学の視点から東洋医学の治療効果を評価しようという動きが世界的に起きており、医学的根拠(Evidence based Medicine;EBM)に基づいた鍼灸や漢方の有効性が証明されつつあり、研究論文が多数発表されています。

アメリカでは成人の50%が補完代替医療(CAM)を受ける

『補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine;CAM)』とは、通常の医療を補完、相補する医療を指します。具体的には、鍼灸、漢方薬、指圧、気功、マッサージ、ヨガ、カイロプラクティックなど、西洋医学の範疇に属さない療法の総称です。

近年、アメリカにおいて一度はCAMを受けたことがあるという成人が50%に達し、補完代替医療が一般的となってきています。

とのことです。

アメリカの大学病院では大半が鍼灸クリニックを開設

1992年、国民の関心の高さを背景としてアメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health:;NIH)にアメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM;http://nccam.nih.gov)が設置され、2005年にはNCCAMに1億2000万ドルを超える研究費が費やされました。その額は年々増加の傾向にあります。

そして、

NCCAMの資金で全米の15の大学に種々のCAMのセンターが創設され、それぞれの大学の得意とする分野でCAM医療の研究が始められました。その研究内容の概要はCAM医療が、本当に効果があるのかという臨床研究と、いままで神秘的とされてきた CAMのメカニズムに関して、科学のメスをあてようという試み

がありますが、その対象は鍼灸治療にも及びます。

アメリカ国民の鍼灸治療への関心が高まるにつれ、ほとんどの大学病院に鍼灸クリニックが開設されているようにアメリカでは鍼灸治療は高い評価を得ているのです。うーん、なんだか日本と大違いですね。

調査では、学歴が高い人や知識人層など時代を先導してゆくとされる人たちほど、補完代替医療を評価し積極的に利用しているということも明らかになっています。

ゆくゆくは日本にもその影響がくるかもしれません。時代を先導してゆく人ほど、海外事情には詳しく大きや視野で物事を捉えますからね。

アメリカと日本では保険制度が異なる

なぜこれほどまでにCAMがアメリカで関心が高いのでしょう? 個人的見解として、保険制度の違いが挙げられると思います。

日本は国民健康保険料を収めることで、保険適用の治療であれば安く病院にかかることができます。一方、アメリカでは国民皆保険制度がいまだ実現しておらず、虫歯の治療ですら数百万円を請求されるというのは治療費の高さを表す有名な話。各人が保険会社と契約をしていなければなりません。

このようなアメリカではCAMには治療だけでなく「予防医学」としても期待しているのです。また西洋医学を受けるにせよ東洋医学をうけるにせよ、加入している保険会社と交渉して申請が認められるとCAMでも保険適用となるケースがあります。

このような背景があり、CAMも積極的に受けるアメリカでは、日本よりもその素晴らしさが高く認知されているのです。いまや芸能人やモデルさんだけでなく一般女性にも浸透してきた美容鍼も、もとはアメリカからの逆輸入でした。様々なジャンルにおいて世界をリードするアメリカ。鍼灸においても日本はアメリカにリードされているようです。

では、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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