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鍼灸には活性酸素の発生を抑える=アンチエイジング効果がある

鍼灸は、痛みを緩和したり、血流を良くしたり、リラックスさせたり、自律神経の働きを調整したり、ホルモンバランスを整えたり、免疫力を高めたり…と効果が様々ですが、

実は活性酸素の発生を抑える=アンチエイジング効果がある って知っていましたか? 

今回は、活性酸素の発生を抑えたことを報告する研究(中には、特定の条件では効果がなかった研究も含みます)について、鍼と灸それぞれ紹介します。

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まず、鍼の論文から紹介します。

以後、見出しが論文の結論になっています。 

鍼通電療法を受けてから運動すると、運動中の酸化ストレスが抑制される

『運動誘発性酸化ストレスに対する鍼通電刺激の影響』2008年、藤本ら

被験者に鍼通電刺激をしてからエルゴメーター(室内型の自転車)を漕いでもらったら、運動誘発性酸化ストレス(=運動をしたら活性酸素が発生するということ)を抑制した。

コメント

酸化ストレスを抑制するため鍼に通電することにこだわる必要がありませんが、鍼刺激を機械で操作して一定にするため鍼に低周波を通電する方法が好まる場合があります。

スポーツすると活性酸素がたくさん出て早く老化するなんて言いますが、スポーツ選手のコンディショニングに鍼を取り入れると体を錆びさせないことが期待できます。

マラソン中に円皮鍼を手足に貼っても酸化ストレス抑制効果はない

『マラソンにおける酸化ストレスと疲労に対する鍼刺激の影響 二重盲検比較試験による検討』2012年、近藤ら

10kmマラソンにおける円皮鍼の有用性について、ランナー17名に協力してもらい、円皮鍼と プラセボ鍼(鍼が入っていないシールを貼るだけ)とを用いて酸化ストレスの変動と身体疲労について検討したところ、疲労感と酸化ストレスの変動について、円皮鍼の有用性をみいだせなかった。

コメント

円皮鍼というのは、画鋲みたいな形をしてる留置型のシール鍼だと思ってください。0.6mm前後のごく短い鍼を体に貼るので、鍼を留置したままスポーツすることが可能です。

酸化ストレス抑制効果を発揮するには刺激が少なすぎたのでしょうか?あるいは、 活性酸素の発生が多すぎて除去作用作用が発現しても足りなかったのでしょうか?

10kmマラソン後はヒドロキシラジカル除去作用が低下していることを確認した研究があります。

前述の研究では自転車エルゴメーターで測定しているので、運動の種類が違うことが影響するのでしょうか? あるいは運動時間が異なるからでしょうか? 実験では呼吸を測定して、嫌気性代謝に変わるポイント(活性酸素が出てくるあたり) を測定しているので、活性酸素を発生させるストレスはきちんとかけています。

我々は毫鍼(ごうしん)と呼ばれる鍼を使って治療しますし、鍼の研究でも共通して使われるものです。こちらの方が活性酸素の発生を抑制する効果が期待できるのかもしれないのでしょうか?

このあたりは今後の研究が結果をまとめてくれないとわかりませんが、

日常生活でかかる負荷で発生するレベルの活性酸素なら毫鍼で治療すると、活性酸素の発生の抑制効果は十分に期待できそうです。

ちなみに、この論文においては運動中の円皮鍼が筋疲労を抑制しませんでしたが、貼る部位をきちんと選ぶと疲労抑制効果があります

   

お灸の研究

次はお灸の論文について紹介します。

灸により、過酸化脂質の抑制作用、活性酸素の発生を抑制したという報告を2つ紹介します。どちらも同様の結果を得ています。

艾(もぐさ)の精製濃度が高いものを使ったほうが過酸化脂質の抑制作用が高い

『艾のラジカル除去作用の研究』1990年、大西ら

市場で売られている点灸用艾3種類と、温灸用艾1種類を用いて、艾をエタノールに浸して成分を抽出した艾エタノールエキスを患者の皮膚に塗って調べたところ、点灸艾のほうがフリーラジカル活性作用(=過酸化脂質の抑制作用が)ことが示された。 

コメント

「温灸」では、皮膚面から離れたところで艾を燃焼させるお灸の仕方です。

「点灸」では、米粒〜半米粒大の艾をひねって皮膚に乗せ燃焼させます。


艾は不純物が少なく有効成分の含有量が高いもの(=生成濃度が高いもの)が品質が良いとされますが、皮膚に直接作用する艾は高品質なものを使います。燃焼温度が緩やかに上昇するそうです。

また、「ふつうの火傷」では皮膚面では過酸化脂質の上昇が見られるものの、「お灸による火傷」ではそれが見られないそうです。これは艾の過酸化脂質抑制作用のおかげのようです。

活性酸素や過酸化脂質の増加によって引き起こされる疾患の治療にお灸が有効だと考えられます。免疫異常で自分の体を壊してしまう疾患だけでなく、ストレス対策にも良さそうですね。  艾のエタノールエキスを作っても良いですが、アロマオイルでマグワート(セイヨウヨモギ)があるので、同様の効果が期待できそうです。

艾は過酸化脂質やスーパーオキシド(活性酸素の一種)の発生を抑制する

『艾及び艾燃焼生成物のスーパーオキシドに対する作用』1990年、大西ら

艾のエタノールエキス及び艾の燃焼生成物にスーパーオキシドの生成抑制作用、すなわちスカベンジャー作用が認められました。

コメント

活性酸素の研究をしている丹波博士の成果をまとめた日本SOD学会 のHPがあるので、参考になりますが、

皮膚では創傷部が直接空気(酸素)にさらされ、その組織が炎症刺激で酸素に電子が渡される結果、スーパーオキシドが生成され、それが細胞膜の不飽和脂肪酸と反応し、過酸化脂質を多量生産すると考えられています。

灸で皮膚にやけどを作っても、通常のやけどより治りが早いのは過酸化脂質の発生の抑制によるものだそうですが、活性酸素や過酸化脂質の発生を抑制できるから傷の治りが早くなるんですね。

鍼だけで治療している患者さんから「皮膚炎や傷の治りが早くなった」と報告をいただきますが、鍼とお灸の過酸化脂質抑制作用がどちらが優れているのでしょうか?

アレルギー、アトピー、膠原病などに伝統的にお灸で治療をするので、お灸の方が優れているのかもしれません。お灸に艾が使われるのは、温度特性だけでなく、薬理作用によるものだということですね。

いかがでしたか?

鍼灸で酸化ストレスから体を守ってアンチエイジング!

という素晴らしい効果を知っているので、私は昔から自分のボディケアは鍼灸一筋( ´艸` )むふふ。活性酸素の発生がよくせできれば、美肌効果も期待できます。

私がだーいすきな鍼灸を、皆様にもぜひぜひ体験していただきたいです。

では、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。皆様の健康を応援しております。記事を気に入ったらシェアしたください。

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