体調管理のために来院している患者さんから
「産婦人科でお灸をするように勧められたんですけど、鍼灸を受けながら、さらに毎日やっていいんですか?」
と質問されました。
もちろん! 鍼灸院に通いつつさらに、お灸を毎日やっても大丈夫。
この患者さんが通院している産婦人科の「出産準備クラス」に参加した際、希望者にお灸の据えかた講座がクラスの最後に開かれたそうです。
そちらで、
「ぜひ毎日、三陰交にお灸をしましょう」
とオススメされたのだとか。
産婦人科の先生もお灸の効果を実感しておられるのでしょう。

コチラの記事も参考に。
今回は三陰交というツボの取り方と効果を紹介します。
三陰交の見つけ方
写真による解説
内くるぶしの頂点から指四本くらい上にいった辺りにあります。
お灸は熱が広がる(=刺激する範囲が広い) ので、厳密にツボの位置を取れない一般の方でも簡単にツボを刺激できます。
動画で解説
効果
- 子宮内膜の血流改善
- 足の冷えやむくみが緩和
- 月経痛、月経不順、PMS、不妊症、ED、安産
- おなかが空く、消化が良くなる
など。
お灸をする時間帯
基本的にいつでも大丈夫(後述の注意は見てね!)。
寝る前に足を暖めると、寝やすくなります。
注意 お風呂の直前直後は避けましょう。お灸の後にさらにお風呂の熱が加わると、刺激過多になるかもしれません。また入浴直後で皮膚が柔らかくなっていると、火傷しやすくなります。
お灸をする場所
どこでも構いませんが、煙や匂いが気になる場合、キッチンやお風呂場など、換気扇がある場所で実施しましょう。
無煙タイプのお灸もありますが、炭を使っているので熱くなりやすいので取り扱いに注意しましょう。
また、モグサのアロマテラピー効果でも血流改善しますので、煙が大丈夫であれば、有煙タイプがオススメ。
お灸をする際にあると良いもの
お灸に火をつけるライター以外に、灰皿を用意しましょう。
熱くなったお灸をはがしたい場合、台座まで熱くなっていることもあります。
初めて買った商品がどれくらいの熱さになるのか判らない場合はピンセットがあると安全です。
熱さ
熱さは心地よい程度で十分効果があります。
無理に我慢しないでくださいね。
オススメはシールでくっつくせんねん灸
せんねん灸なら家庭でも手軽にお灸ができます。
竹生島.はソフトタイプなので初心者はソフトなものからはじめましょう。
熱さを感じなければ、同じ箇所に2度、3度とお灸をすると良いでしょう。
お肌がピリピリしたら、別の皮膚へお灸をずらすか、灰皿へ移しましょう。
安産に良いものは、不妊症の方・妊活中の方にも良いので、日々のセルフケアに取り入れてみてください。
お灸の扱い方について動画でわかりやすく解説
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